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今回“先生”のお一人である小林茂さんですが、今までに100足以上の布草履をつくったそうです。
その間の試行錯誤・研究の末、自己流の“コツ”を編み出し、今では神林地区だけではなく、各地区からの要請により出向き、布草履づくりの“先生”になっています。
ふだん、福祉ひろばに来られないような方も多く参加されました。
昔、“ワラ”で草履をつくったことのある人も「やり方を忘れちまったよ」と言いながらも、手足の指など身体が覚えているらしく、時間が経つにつれて器用に作業を進めていました。
布を編むときに使う「台」も、神林のものを借りてきて見本にし、中山の男性たちが作ったそうです。
作業が進むうち、布草履がかたちになっていくとともに、おしゃべりにも花が咲き、指先だけではなく、口先もなめらかになっていきました。
完成した草履は、つくった人によって様々な色・形でしたが、皆さん大喜びで、うれしそうに履いていました。
中山地区の方々同士の交流だけでなく、中山地区と神林地区との交流にもなりました。
小林さんたちが神林地区福祉ひろばで学んだことを、他の方へお返しをする。さらに、他の地区の方へお返しをする。そして、今回、中山地区の方々が小林さんたちから学んだことを、さらに別の方へお返しをする。
ただ単に布草履をつくるだけではなく、学んだことを“おすそ分け”する。そして交流を通した「仲間づくり」が、同じ地区内で見られ、さらに中山と神林という“地区”を越えても見られました。 |