|
・・福祉を語る集い記録・・
(↓の2項目の文字の上をそれぞれクリックして見てください)
「神林地区の福祉を考える集い」5年間の経過 -New-
神林ボランテア部会 森村静馬
「本郷地区の福祉を考える集い」における障害者問題
本郷地区福祉ひろぱ事業推進協議会 会長 小林 啓章
このページのトップへ
「福祉イヤー」記念 福祉ひろば事業研究集会
第1分科会「住民参加をどうすすめるか」 資料
「神林地区の福祉を考える集い」5年間の経過
神林ボランテア部会 森村静馬
第1回 平成11年2月27日(土) 午後1時〜4時
趣旨 @地区での健康、福祉づくりのあり方と望ましい取り組みの方策を探る。
A各団体の機関で行われている活動を知りよりよい方策を探る。
Bすこやか健康教室また他のボランテイア活動の現状を把握し充実の方策を探る。
C関係団体、ボランテイア、関係職員のネットワーク化の方向を探る。
テーマ 誰もが心豊かに暮らせる神林地区を目指して
問題提起 @民生児童委員及び保健補導委員の地区における活動内容から
Aすこやか、また地区内外におけるボランテイア活動から
B在宅介護者からの悩みや問題点
コーデイネーター 白戸洋先生(松商学園短期大学講師)
分散会で討議をして、後に全体会をもち記録者の発表を聞き話し合った。
第2回 平成12年2月19日(土)
問題提起 白戸洋先生
分科会 @子供を健全に育てるために ・大人は何ができるのか
・今子供に何を伝えたいか
A介護保険と福祉ひろばの関わり ・健康寿命
・閉じこもりがちにならないために
B地域福祉(身近なところから支え合う地域づくり)
・自分達のための住みよい町づくり、見守り支え合い
第3回 平成13年2月24日(土) *講演〜白戸洋先生
趣旨 @身近な地域で生き生きと暮らす為のネットワーク作り、町会福祉のあり方を探る。
A地域の中で子供を健全に育てるための方策を探る。(家庭子育て支援のあり方)
B介護保険に伴う地域福祉のあり方を探る。
Cすこやか健康教室また他のボランテイア活動の現状を把握し、充実の方策を探る。
問題提起 @身近な近所の仲間づくり(一人暮らしの方への支え)
Aこいのぼりの会の活動(地域の活性化を図り大人も子供も)
Bクリーン菅野の活動(小・中学生の地域清掃活動の紹介と支え)
分科会討議〜全体会
第4回 平成14年2月23日(土) *講演〜山本雄二次長
話題提供@町会福祉あれこれ A介護ボランテイアに携わって B学校週五日制を考える
分科会 @子供達を健全に育てるために(学校週五日制に当たり地域はどのように関わったらよいか)
A介護保険と私たち地域ができること
B地域福祉、町会福祉を考える(見守り、支え合い)
第5回 平成15年2月22日(土)
昨年度までは、主として大人を対象に、介護保険、町会福祉、福祉ひろばと地域社会について神林のあり方を模索してきた。今年は子供にも参加してもらい、お互いを理解し、地域社会について考えていくことにした。
第一部 大人と子供の話し合い
小・中学生3人に・学校五日制・家族のこと・福祉ひろばとの交流について発表してもらい、子供の発言をもとに3分科会に分かれて話し合う。
第二部 大人は続けて話し合いをもち、子供は以下の3班に分かれて活動した。
@ 囲碁グループ A物作りグループ Bゲーム・スポーツグループ
*Aの指導は中学生2人が担当した。
第三部 おしゃべり茶会(4,5人の発言や意見を聞く)
市民タイムスの記事より
小中学生と福祉考える 神林で集い
松本市神林地区の第五回福祉を考える集いは22日、同地区福祉ひろばで開いた。今回初めて、ひろば利用者と交流した小中学生を招き、子供の意見も聞きながら議論した。
これまでは、地区内の町会や民生委員などが中心となっていたが、学校完全週五日制や核家族化など、子供を取り巻く今日的な話題について子供たち自身の話を聞くために参加を呼びかけた。菅野小、菅野中の児童・生徒が訪れ・福祉ひろばのありかた・学校完全週五日制・家庭〜をテーマに、グループに分かれて話し合った。
福祉ひろばのあり方についてのグループでは、ひろば利用者から、「高齢者二人で暮らしているが、ひろばでの子供たちとの交流で、孫と暮らしていたのがどんなに良かったか思い出した」と話していた。子供たちは「利用者が温かく迎えてくれたので親しみやすかった」との声もあった。
このページのトップへ
このページのトップへ
2001年度版 松本市地域福祉ひろば実践記録
障害者福祉を切り拓く実践編
「福祉ひろばふれあいレポート」より
「本郷地区の福祉を考える集い」における障害者問題
本郷地区福祉ひろぱ事業推進協議会
会長 小林 啓章
1「地区の福祉を考える集い」の概要
(1)平成7年4月にオープンした本郷地区福祉ひろばのさまざまな活動の中で特色ある活動の一つに「本郷地区の福祉を考える集い」があげられます。
第1回は平成8年2月に「福祉ひろばを語る集い」として開催され、第2回が平成9年3月「本郷地区の福祉を考える集い」と名称が変わり、今年度平成12年9月に6回目が開催されました。
この「集い」の特色は、@6年間続けて開催していること。A毎回障害者が参加し回を増すごとにその参加数が増えていること。であろうかと考えます。
次に6回の概要を障害者に関する話題を中心にまとめてみました。
(2)開催概要
第1回「本郷地区福祉ひろぱを語る集い」平成8年2月17日(土)
テーマ「共に支え合う本郷地区を目指して」
内容
第1分科会 みんなで支え合おう 〜本郷地区の福祉づくり〜
第2分科会 困ったときどうするか 〜福祉サービスについて学ぶ〜
第3分科会 福祉ひろばでやりたいこと 〜福祉ひろばってなに〜
第4分科会 やってわかるボランティアの悩み 〜地区で活きるボラ〜
◎障害者福祉に関する意見
・入り口のスロープとか調理室などの施設の改善をしてほしい。
・障害者にも手を差し伸べてほしい。
第2回「本郷地区の福祉を考える集い」平成9年3月1日(土)
テーマ「共に支えあう本郷地区を目指して」
内容
4分科会共通の主な内容は次のようでした。
ア 今、どんな支えあいが求められているか
イ どうやって支えあうのか
ウ 支えあいの障害になっているものはなにか
◎障害者福祉に関する意見
・歩道の雪かき、違法駐車で歩きにくい道の解消
・バスの乗車口のアナウンスが欲しい−それをうるさいなどと言わないで
・隣近所の支え合い声をかけあう、気楽に頼める間柄になることが大事。
第3回「本郷地区の福祉を考える集い」平成9年9月6日(土)
テーマ「誰もが心豊かに安心して暮らせる本郷地区を目指して」
内容
4分科会共通の話題
ア 福祉サービスに対する理解
イ 訪問給食サービス
ウ 地域が動き出さなければ
◎障害者福祉に関する意見
・高齢者や障害者の生の声を聞いてほしい。
・車椅子体験などやって小さいときから体験を通した理解がほしい。
・学校でも障害をもった人との交流をやっているが、もっと深めていただいて福祉の心が育つようになればよい。
・障害者トイレとして別に設置するよりも、一般のトイレに手すりつきトイレとして置してもらったほうが、使いよい。
第4回「本郷地区の福祉を考える集い」平成10年9月5日(土)
テーマ 「誰もが心豊かに安心して暮らせる本郷地区を目指して」
サブテーマ 〜21世紀に生きる子どもたちをどう育てるか〜
内容
とかく福祉というと高齢者、障害者の問題と考えてしまうが、子どもの福祉の問題も大切な問題なので、今回は、子どもの幸せをみんなで考えて行くことが地域の福祉につながると言うことから上記のサブテーマを設定し4分科会に別れて話し合いをしました。分科会共通の話題。
ア 子どもを地域で育てることはどうゆうことか
イ 子ども会育成会のこと
◎ この年は子どものことが主で障害者の参加がなかったので障害者に関する意見がなかった。
第5回「本郷地区の福祉を考える集い」平成11年9月5日(日)
テーマ 「誰もが心豊かに安心して暮らせる本郷地区を目指して」
サブテーマ 〜共に支えあう心をどう育てるか〜
内容
松商短大専任講師の白戸洋先生から「どう変える?!地域福祉」=本郷地区のあゆみを見据えながら=の講演をいただきました。要旨を記します。
・突然降ってわいた福祉ひろぱ−→遠い、狭い、わからない、何もない、どうしてくれる、から−→何かできる、どうやるのかへ、自分たちがやらなければ、自分たちは何を設置委員だ、何かできるんだ、と変わってきた。
例えば、点字プロックは設置されただけでは困る。雪が積もればダメ、車を置かれればダメ、木の枝が張り出していればダメになる。また障害者や高齢者の孤独感解消も周りに話せる人、悩みを聞いてくれる人がいるかどうかが問題となる。ふだんの生活の中にあること、当たり前の人のつながりの中に大切なポイントがある。−後略−
今回は、この後3分科会に別れて話し合いを持ちました。
第1分科会 みんなで子どもたちの健全に育つ地域を考えよう。
第2分科会 障害者も高齢者も皆が大切にされる地域にしよう。
第3分科会 身近なところから、お互いに支え合える地域づくりをしよう。
◎障害者福祉に関する意見
・こういう話し合いがあってから隣組の人がゴミ袋を出して下さるようになって本当に助かっている。
・信号機の音声案内が、近所の人がうるさいと言うことで止められてしまって夜仕事で歩くときに不便です何とかならないものか。
第6回「本郷地区の福祉を考える集い」平成12年9月9日(土)
テーマ「誰もが心豊かに安心して暮らせる本郷地区を目指して」
サブテーマ 〜共に支えあう心をどう育てたらよいか〜
内 容
まず、松本市福祉計画課主任 矢久保学氏より「だれが?どうする?地域福祉の担い手は」と題して問題提起をしていただきました。その概要と、3分科会の話題を記します。
「だれが?どうする?地域福祉の担い手は」
@本郷地区で育てられた福祉ひろば。
A「地区福祉ひろば」と地域の福祉づくり〜福祉ひろぱの目指す3つの方向として
ア、ボランティアが自然に育つ地域づくり イ、健康増進・介護予防の推進 ウ、F町会福祉」の推進
B「町会福祉」とは〜4つの機能 ア、見守り・安否確認 イ、ちょっとした支え合い ウ、介護予防・健康増進 エ、生きがいづくり・仲間づくり
C「福祉文化の創造」に向けて
第1分科会
・ひろばをいつも利用している第2の家のように利用しそこで得たこと、学んだことを自分の町会へ伝えていく。その他
第2分科会
・福祉とは民生委員がやるものと思っていた。町会福祉は内容を分担して方向づけをして行けばよいのではないか。その他
第3分科会
・町会での健康教室の活動も参加者も決まってしまって、なかなか輪が広がって行かない。いかにして浸透させるかが課題である。その他
◎障害者福祉に関する意見
・今は手話通訳がいてどこへも参加でき、交流できてありがたい。視野が広がり健常者といっしょに歩んで行きたい。
・障害があっても自分からいろんなこところに参加することで自立し、社会参加できるようになった。町会の仕事もできることはどんどんやっていきたい。
・主人も自分も視覚障害者で父が95歳で要介護度5を認定してもらったので、家にいつも他人が入っていて落ち着けない。落ち着いた生活がほしい。
・元気なときは障害があっても(視覚)生きられるが、老後や病後を安心して療養できる施設がほしい。つつじ荘に併設でもいいから近くに施設がほしい。一人で暮らすのは大変です。
・わたしは全盲ですが、今地域の人達に支えられてお陰様で生活しています。
・浅間温泉の主な道路はわたしたち視覚障害者にとっては、路上駐車があるし電柱もあってあぶない。神経を使ってとても大変です。夜間の仕事なので夜も気楽に歩けるように協力してほしい。
・視覚障害者にとっては支所公民館の入り口がどこだか分かりにくい。音で分かる入り□にしていただきたい。
・以前にも出した信号機の音声をうるさいと言う事で止めてしまってそのままになっていることや、バスの行き先の音声案内も限られた路線のみで不便をしている問題、点字プロック上への自転車駐輪の問題等、その後どのように処理されているのか教えてほしい。いくら話し合いをしてもそのままでは話し合いをする意味がないのではないですか。
・身障者の相談は、松本に身障相談員が29名いるが民生委員の方も積極的にかかわってほしいし、隣組の中(ボランティアの形)で気楽に頼めるのが望ましい。
2 障害者の参加から学んだこと
(1)視覚障害者の参加によって気づいたこと
本郷地区は、浅間温泉があるので視覚障害者の方が大勢住んでおられます。視覚障害者にたいするボランティアの会もあり福祉ひろぱを拠点にしての福祉活動が始まりました。しかしその活動は、視覚障害者と民生児童委員あるいはボランティア会員との係わりだけでしたが、「本郷地区の福祉を考える集い」を開催することにより、視覚障害者の問題が地域の住民の問題に発展することができたと思います。
健常者が真剣に考えていなかった問題に気づかせてもらうことができました。
例えば
・点字ブロック上の自転車駐輪の問題、雪がかいてない問題など、点字プロックは用を足さないこと。
・信号機の音声案内が、近所の人がうるさいと言うことで、いつの間にか止められてしまっている問題、バスの行き先の音声案内がわずかな路線に限られていること。
・歩道上にトラックの荷台の部分がはみ出して駐車されていると、杖には当たらないので何もないと思って歩いていたら顔をぶつけてひどい目にあった。非常に危険。
(2)障害者の参加が年々増えてきたことから学ぶ
本郷地区には「本郷地区身障者の会」があって「本郷地区の福祉を考える集い」にも大変協力していただいています。「集い」の第1回から4回までは福祉ひろばに近い浅間にお住まいの視覚障害の皆さんだけの参加でしたが、5回、6回は肢体障害、聴覚障害の方も参加されるようになり、障害者問題も高齢者問題も、そして子どもたちの健全育成の問題もごく自然に話し合えるようになってきたように思います。
聴覚障害の方が「手話通訳のお陰で社会参加でき交流できててありがたい。みなさん(健常者)と一緒に歩んで行きたい。町会の仕事もやれることは引き受けてやっていきたい」と発言されたことに感動を覚えました。
障害者と一緒に話し合うことにより、私たちが気づかなかった地域福祉のさまざまな問題に気づくことができ、福祉の本質を学ぶことができたように思います。

(肩書きは当時のまま記載しております)
このページのトップへ
トップへ戻る
|